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クラブと選手の交渉を担う代理人とは

外国人選手

スポーツ選手が移籍をするための交渉は年俸を始め様々なことを話し合い、折り合いをつけなければなりません。このような交渉について選手自身が行っていた時代もありましたが、近年は代理人を通してクラブ側と交渉することが多くなりました。代理人はエージェントとも呼ばれ選手が望む条件下で活躍が出来るように、ありとあらゆることをクラブ側と交渉します。

具体的には年俸交渉や移籍金、移籍に伴う選手の住まい探しや家族がいる場合は子供の転校先を探すなど、このように代理人の仕事は選手とクラブの交渉だけにとどまりません。代理人はサッカーをビジネスととらえ選手の価値を年俸などで表し、次の移籍先へ選手の価値を更にひき上げる交渉を要求することもあります。サッカー界において選手取得がクラブ側においてどのような価値をもたらすのか、またそれらが選手にとってサッカー以外で例えばCM出演料にどのように反映していくかなど、まさに代理人の交渉力にかかっていると言っても過言ではありません。

代理人の収入は選手とクラブが契約を結ぶごとにその報酬を受け取るというものや、あくまでも選手の代理人として様々な交渉を年間を通して行い顧問料というかたち報酬を受け取るという方法があります。また代理人は一人の選手だけの交渉しか受けもつことが出来ない訳ではなく、優秀な代理人ほど選手側から自分の代理人として要望されることも多いため、一人の代理人が多くの一流選手を抱えることも稀ではありません。クラブ側は市場価値の高い優秀な選手を獲得することでクラブやスポンサー企業の知名度や人気、その他にも幅広く経営に大きな影響を与えるなどその重要性を理解しています。そのため巨額な契約金であってもその支出はそれに見合うものなのです。